正社員とは別の働き方として今ではよく耳にするようになった「人材派遣」。
ですが、実際のところ人材派遣の歴史や仕組みを知る方はそう多くないはずです。
そこで人材派遣について詳しくご紹介していきたいと思います。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ弊社のホームページも覗いてみてください!
人材派遣の歴史
人材派遣は1986年に法律が変わり、禁止とされていた派遣が解禁されました。
その頃解禁されていたのは、ソフトウェア開発や通訳、秘書など13業種しかなかったものの、バブルの影響で人材派遣の需要が高まり、解禁対象が広告デザインやインテリアコーディネーターなどを含む26業種まで増えていったのです。
そこからは紹介予定派遣や他業種の派遣がどんどん解禁され、1985年に「労働者派遣法」が成立します。ここから本格的に日本企業の人材派遣サービスが展開されていったのです。
バブル崩壊後も人材派遣が普及していったわけですが、需要はさらに拡大していきます。バブルのように急な社会情勢の変動があった際でも、人件費を抑えるために固定費から変動費に変えられる人材派遣を利用したいと考えたからでしょう。
以降も製造業務の派遣が解禁し、派遣期間が延長されるなど、人材派遣事業において良いことばかりかと思われましたが、2008年に法律が大きく変わります。
リーマンショックが発端で製造業による大規模な労働者派遣の契約打ち切りや、それによって派遣業者による労働者の解雇・雇い止めが発生したのです。
これは世の中に「派遣切り」という言葉が広まるきっかけにもなりました。
これにより労働者派遣法改正法が施行され、30日以内の日雇い派遣の原則禁止や、派遣スタッフと契約を結ぶ際、事前に賃金や待遇などの説明をするなどの厳しいルールが義務付けられました。
2012年以降も規制強化が続いておりますが、派遣スタッフからすると安心して働けるようになったので良い傾向であると言えます。
人材派遣とは
ではここで、人材派遣とは具体的にどういったことなのか、ご説明していきたいと思います。
まず、正社員との大きな違いは雇用契約の結び方です。正社員であれば会社と労働者間で結びますが、人材派遣の場合は派遣会社と派遣スタッフで結びます。
そして派遣会社と雇用関係にある派遣スタッフが、派遣先企業の指揮命令のもと業務を行っていきます。
派遣スタッフのお給料や、保険の手続きなどを行うのも派遣会社です。
派遣会社利用企業の流れ
▼派遣の依頼・用件ヒアリング
▼登録者とのマッチング
▼派遣契約締結(派遣契約書を双方で締結)
▼派遣スタッフ就業
人材派遣は直雇用ではないので求人サイトに掲載する必要がなく、広告費がかからないため採用にかかるコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
また、登録者の中から選定するのでスピーディーなマッチングが実現できます。
派遣スタッフの流れ
派遣スタッフの流れは簡単な3ステップです。
▼Webエントリー
▼来社登録(コロナ禍のため現在はオンライン登録)
▼お仕事紹介
お仕事紹介までの流れは派遣会社によって異なります。
おわりに
今回は人材派遣についてご説明しました。
人材派遣のメリット・デメリットなどの詳細についてはまた別の記事にて更新させていただきますのでお楽しみに・・!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた次回お会いしましょう!
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