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【事例で解説!】社内で取り組んだアウトプット手法

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生産性を向上させるための手段として「アウトプット」という言葉が知られていますが、皆さんの会社ではアウトプットの場はできていますか?

私たちインサイドセールスチームではアウトプットの機会を創出し、生産性の向上、売り上げの獲得に繋げてきました。

今回はアウトプットの重要性と、社内で行った仕事で使えるアウトプット手法をご紹介していきたいと思います。

―こんな方にオススメ―
✔ 生産性を高めたい
✔ アウトプットが苦手
✔ 社員のモチベーションを上げたい


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日本人はアウトプットの機会が少ない

あたらしいことを はじめよう!2


まず初めに、インプットとアウトプットの比率から見ていきましょう。
生産性を上げるインプットとアウトプットの黄金比として以下が挙げられています。

インプット : アウトプット = 3:7
(参照元:https://studyhacker.net/columns/study-golden-rule)

ここでの注目ポイントは
「インプットよりもアウトプットの割合のほうが高い」という点です。

ですが、一般的な比率とは違い、日本人のインプットとアウトプットの割合は9:1と言われています。なぜここまでインプットの割合が高いのか。それは「日本の教育方針がインプット主流型」だからです。

日本の教育は以下の特徴があります。

・説明を聞く
・マニュアルを読む
・ノートに書いたものを覚える

インプットは「入力」という意味で、情報を内部に取り組むことを言います。
この「聞く」・「読む」・「覚える」という動作は全て自分の記憶に取り入れるものです。

インプットも決して悪いものではないのですが、取り入れた情報を発信する必要があります。得た情報を言語化すると、知識を深く取り込むことができるでしょう。また、会社では「意見」「考え」を求められる機会が増えてくるので、そこでいかに上手く伝えられるかが重要になってきます。

アウトプット例

では、アウトプットとは何かというのを具体的に説明していきます。
アウトプットの主な例は以下です。

・質問する
・人に教える
・話す(ディベートやミーティング)
・提案する(企画など)
・参加する(イベントやセミナー)

アウトプットはインプットとは反対に、「出力」という意味で、情報を外に発信することを言います。
先程、「意見や考えを求められる機会が増える」とお伝えしましたが、ミーティング時などは特に多いでしょう。

自身の考えを伝えることは、人間関係の構築やアイデア創発などに影響を及ぼすことから、円滑に業務を進める上でも実践していきたいスキルと言えます。

社内で行ったアウトプット手法

アウトプットについて何となく理解いただけたかと思いますが、実際上手くいかない人も多いのではないでしょうか。「自分から質問すること」や「意見を伝える」というのは簡単なことではありません。

日頃からアウトプットをする機会がないと、言語化は難しいと感じるものです。働き方の多様化が進む中、リモートワークでは職場が自宅ということから仕事での対話が減少したと実感される方も多いのではないでしょうか。

ですので、“誰もがアウトプットしやすい環境を作る”必要があります。継続的に発信の機会を増やし、話すことに慣れていきましょう。

そこでリモートワークで業務を行う私たちインサイドセールスでは、3つの取り組みを実施しました。

・成功事例の共有
・お断り理由のシェア
・イベントの企画、司会、進行役の依頼


成功事例のシェア

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私たちのチームは月間目標を掲げており、目標に向けて日々試行錯誤しながら業務を行っています。そのなかで、定例時に「成功事例を共有する時間」を設けました。

全体MTGのアウトプットは、他部署の取り組みを知る良い機会です。発言する項目を決めておくと所要時間5分程度で共有できるため、定例が難しい場合は、会議終了後の5分間や、1on1などの少人数でのMTG時でも構いません。

メンバーにアポイント取得時のナレッジをアウトプットしてもらうことで、成功へのプロセスがメンバー全員に伝わります。同じ手法を試すことで成果が出やすくなるだけではなく、共に働くメンバーからの刺激は「●●さんが活躍してるから私も頑張ろう!」と業務意欲が高まることも。

また、アプローチ業種の市場動向が見えるので新たにサービスの強みを活かしたトークが生まれる場合もあります。市場動向の分析は営業活動には欠かせないものと言えるでしょう。

そして、成功事例が増えるほど各々のモチベーションも上がり、相乗効果に繋がるのです。成功事例の共有は個人だけではなく、チーム全体の生産性の向上にも繋がるのでぜひやってみてください。

お断り理由の共有

「仕事に失敗はつきもの」という言葉をよく耳にしますが、失敗の原因を把握するためには社内アウトプットも必要です。

私たちはSlackで「切り返しトーク」というチャネルを作り、”こんな断り方をされた”という「お断り理由の共有」をしています。

共有すると同じ理由でお断りをされた経験を持つメンバーから、効果的だったトークのアドバイスがもらえるのです。また、チャンネルはインサイドセールスチームの全員が見れる仕様になっているので、今後自身に起こり得る断り理由の切り返しを、予め知識に蓄えておくことができます。

切り返しトークのストックは、事前に営業活動のあらゆる場面を想定できるため、新人コールマーケターにとっても心強い取り組みと言えるでしょう。

自身の課題につまずいた時、上司だけでなく、メンバーにアウトプットをすることで同じ課題にぶつかった時の解決策を事前に把握することができ、早期課題解決に繋がります。

直接伝えにくいことも「Slack」というコミュニケーションツールを使うことで、気軽にアウトプットできるのです。

イベントの企画、司会、進行役の依頼

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社内でイベントを行う時、ファシリテーターの担当者はいつも同じ人になっていませんか?

特定の人が企画や進行を行ってしまうと、担当者に仕事を任せきりになってしまい、「話すのはいつも進行役」になりがちです。

なかには「話を振っても良い返答やリアクションが返ってこない」ことも少なくありません。
私たちは全員が楽しく盛り上がれるようにイベントの企画や司会、進行を交代制で行うことにしました。

企画を任せることで自分にはない発想を提案してくれたり、新しい発見があります。もちろん依頼したら任せきりではなく、相談に乗ったり、サポートしてあげましょう。ファシリテーターとして担当することで「質問する」、「話す」などアウトプットする場面が自然と増えます。

また、司会としての立場を理解することで、自ら場を盛り上げたり、リアクションをとるようになります。

インプットとアウトプットの両方が機能するのも特徴です。
これから社内イベントを開催予定の方や、アウトプットの機会を増やしたい!という方はぜひ試してください。

おわりに

今回はアウトプットの重要性と手法についてお話させていただきました。自社に活かせる取り組みは見つかりましたでしょうか。

まずは、会議後の5分間、同僚との他愛無い会話から「現状どう?」と始めてみるのも良いと思います。日常業務にアウトプットの機会を取り入れて生産性を高めていきましょう。

話すのが苦手な方や、社内でアウトプットする時間を増やしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。



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IS factory magazine編集部です。2022年開設。
定期的にインサイドセールスや営業に関するノウハウを発信しています。

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