皆さま、こんにちは。
IS factory magazine編集部です。
わたしたちの会社では新しく「Sales team Academy」を立ち上げました。
これは自社で人材を育成し、研修卒業後には即戦力人材としてコンタクトセンターへ配属されるという新しい取り組みです。
今回はメンバーを育成するにあたり、自社で実際に行った新人育成方法についてご紹介していきたいと思います。
目標とゴールの設定
そもそも、「なぜ目標とゴールを設定しなきゃいけないの?」と思っている方もいるかもしれません。
目標を設定することは業務や仕事の責任を理解し、次にとるべき行動を明確化することでゴールの成功に導きます。
ひとりひとりが成長しなければ、企業の成長も見込めませんよね。
目標を設定することで「ゴールに向かって頑張ろう!」というモチベーションやパフォーマンスの向上に繋がります。
目標が達成できなかった人や目標を立てたことすら忘れてしまった人は「目標設定の方法」に原因があるのかもしれません。
上記は実際に研修で使用した資料を抜粋しています。
このように受講者にもどのようなスキルが必要なのかを可視化しておくことでモチベーションアップが見込めます。
目的とゴールを設定しなければ研修の価値がなくなってしまうので、必ず設定しておきましょう。
目標設定の方法もいくつかあるので、枠組み(フレームワーク)からご紹介いたします。
目標設定のフレームワーク
実際に目標を設定するうえで行ったことは「ベーシック法」です。
ベーシック法とは基礎的な目標設定のフレームワークで、以下の4つの切り口から目標を設定していきます。
①目標項目の設定:何を達成するのか
②達成基準の明確化:達成の具体的な基準は何か
③期限を設定:いつまでに達成するのか
④達成計画を立てる:どうやって達成するのか
目標項目の設定
私たちは人材派遣の会社ですが、人材をイチから自社で育てて配属先へ送り出す取り組みを行ったことはありません。
そこで今回、新しい人材育成制度をつくろうと「Academy」が立ち上がりました。
「配属後に即戦力として働ける人材をつくる」という目標を立て、受講者は研修後に受信・発信業務を行う部署へ配属させる計画です。
達成基準の明確化
目標の達成は目に見えたものでないと達成したのか分からないため、以下を達成基準としています。
・理解度テスト80点以上
→コンタクトセンターの知識や電話対応についての問題(選択式)
・評価シート80スコア以上
→通話のモニタリングをして20項目で採点
数値で見える化することによって、どこが足りていないのか明確になります。
研修期間の設定・達成計画を立てる
目標を達成させるために何が必要になるかを洗い出し、3つの側面で考えることにしました。
①基礎
②知識
③習得
そしてこの3つのスキルを細分化し、どのくらいの期間があれば
遂行できるかを計算して、定まった期間が”3カ月”です。
1ヵ月である程度の業務内容は理解できるものとして設定していますが、アカデミーではより優秀な人材を育成するために、3カ月間手厚いバックアップ体制を設けることにしました。
研修期間が長すぎると受講者の集中力が持たず、逆に短すぎても個々のスキルが身につかなくなってしまうので定期的なコミュニケーションが必要です。
業種によって研修の難易度や、期間は異なるので参考までに考えてみてください。
まとめ
今回は新人研修の基盤構築についてお話させていただきました。
次回はカリキュラムについて具体的にご紹介できたらと思います。お楽しみに!
<そのほか研修に関する記事はこちら>
IS factory magazine編集部です。2022年開設。
定期的にインサイドセールスや営業に関するノウハウを発信しています。