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【集中力の高め方5選】リモートワーク×営業で集中力が続かない要因と解決策を伝授!

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皆さん、こんにちは。
IS factory magazine編集部です。

私たちインサイドセールス(IS)チームは、 2020年からリモートワークを導入し、 オンラインでアポ取り~成約までを請け負う営業支援を確立させてきました。

今でこそ定着化した働き方ですが、就業場所が異なる環境で一人ひとりがモチベーションを保ちながら、業務を遂行することは私たちの課題でもありました。

今回は「リモートワークで営業をする」というワークスタイルを3年間貫き続けてきた私たちだからこそ伝えられる、集中力が削がれる要因と集中力の高め方をご紹介していきたいと思います。

ーこんな方にオススメー
✔ 集中力を高めたい方
✔ リモートワークで働いている方
✔ 社員のモチベーションを上げたいとお考えのマネジメント担当者


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リモートワークの普及と集中力の重要性

リモートワークの普及に伴い、従来のオフィスでの勤務形態から、自宅やカフェなど様々な場所での仕事がかのうになりました。

この変化により、従業員はより柔軟な働き方を享受できる一方で、新たな課題も生じています。その中でも時に重要なのは、集中力の確保です。

集中力は、一つの作業に意識を集中させて取り組むことができる能力を言います。


集中力と生産性の流れ

集中力が低下すると、作業効率の低迷からやりがいを感じにくくなります。また業務への関心が薄れ、仕事のモチベーションに影響を及ぼすことも。

一方で集中力が高い状態では、質の高いパフォーマンスが可能になり、業務をこなした満足感から達成感を大きく感じることができます。生産性が上がると自身の成長や評価に結び付きやすく、達成感によるモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

組織の生産性を上げる為には、メンバー全員の集中力がカギと言えます。


リモートワーク×営業の集中力が低下する理由

リモートワークの集中力が削がれる要因として以下5つがあります。

・オンオフの切り替えがつきにくい
・閉鎖的環境でストレスを感じやすい
・就業環境が整っていない
・緊張感がない
・ズーム疲れ


オンオフの切り替えがつきにくい

オフィスで仕事をするのとは違い、自宅での作業は仕事の合間に家事や育児ができるというメリットがあります。その反面、「今日の晩御飯は何を作ろう」、「あとで洗濯をしないと」など仕事以外のことが頭によぎり、集中できないことも…。

仕事を終えても就業場所が生活スペースと変わらないことから「今日の商談は上手くいかなかったな」と、業務の反省を引きずって、終業後の解放感が得られにくいと感じるでしょう。


閉鎖的空間でストレスを感じやすい

ストレスを感じる閉鎖的空間


リモートワークでは、対面でのコミュニケーションが減少することで、孤独を感じやすくなります。

テキストコミュニケーション(メール、チャット)を使用することもありますが、相手の感情が読み取りにくく、業務連絡のみのやり取りになりがちです。

営業電話では、冷たい対応をされることもあるため、慣れないうちはストレスを抱え込んでしまうことも少なくありません。コミュニケーションが不足すると、悩みを打ち明けにくい状況からストレスで離職に繋がる可能性も。

人のストレスは、集中力を妨げる要因になります。


環境が整っていない

仕事をするスペースが確保できない、騒音がひどい、同居人がいるなどの作業環境は集中力を乱す原因として大きいと言われています。

適切なスペースがなければ、業務に必要な機材を置けず、パソコン画面が見えにくいなど日常的な作業にストレスを感じることも。

騒音や生活音がひどい場合、クライアントと対話する機会が多い営業職では仕事に取り組めないこともあるでしょう。


緊張感がない

人の目が少ない就業環境は、緊張感が生まれにくいです。出社することで、同僚の業務に取り組む姿勢、会話から向上心が掻き立てられることも。

社員の談笑


周囲から得られる刺激が減ってしまうと「〇〇さんのトークが良かったから、自分も取り入れてみよう」など他者の影響を受ける機会が少なく、モチベーションが下がってしまいます。

また、日光を浴びる時間が少ないことや、朝起きてすぐにパソコンを起動すれば業務を開始できることから、ついつい夜更かしをしてしまい寝不足になることも。

生活習慣が乱れていると、判断力や問題解決力を低下させるだけでなく、情報の処理や記憶能力も損ないます。


ズーム疲れ

会議や商談で使用されているズーム(Zoom)のビデオ通話は、対面でコミュニケーションを取るよりも疲労を感じやすいと言われています。

カメラの位置による距離感の近さや、全員が正面を向く画角になり視線が自分に集中しているように見えること。商談では誠意を伝えるために、リアクションが大きくなるなど無意識のうちにエネルギーを使っています。

また、話し手以外の人も画面に映り続けることから、聞く姿勢が問われやすく、長時間画面を見続けなければならないことに窮屈さを感じている方も多いのではないでしょうか。


集中力を高める方法

15・45・90の法則の図


実感されている方も多いと思いますが、人の集中力は長くは続きません。

精神科医である樺沢紫苑先生が考案された「15・45・90の法則」https://www.youtube.com/watch?v=7P4nutcbZSk)では、深く集中出来る時間は15分、一般的な集中出来る時間は45分、集中力の限界時間は90分と言われる程、継続して集中することは難しいとされています。

しかし、疲労を感じたタイミングで5分~10分程度の休憩を入れることで保ちやすい状態をつくることが出来るそうです。休憩時間が長すぎてしまうと再度集中する際に時間がかかってしまうことがあるので、小休憩を小まめに取り入れていくイメージが良いそう。

このように、集中力を維持する取り組みを実践している方も多いのではないでしょうか。


メンバー実施率100%のタスク管理

一日の業務内容をまとめておきましょう。業務全体を把握できるだけではなく、就業後に終えることが出来た達成感を得られるようになります。

<インサイドセールスメンバーのスケジュール表>

メンバーのスケジュール表


インサイドセールスチームでは、スケジュール管理ツールを使用していますが、紙や付箋などを使ってその日の予定をパソコンに張り付けているメンバーもいます。

スケジュールを立てる際は、時間設定を忘れずに行いましょう。納期や時間に指定がないものは、自身で期限を決めておくと、期日までに終わらせようという意識が働き、効率良く業務に取り組むことができます。

また、大きなタスクなど手間のかかる業務は、誰でも躊躇したくなるものです。気力が入りそうな作業は、目標を細かく設定し小まめに終えた達成感を感じつつ、モチベーションを保っていきましょう。

細かく区切った業務を一つずつこなしていくと、大きなタスクのゴールが見えてきます。

セールスチームの原田さんは、架電前に注力企業をピックアップし、時間ごとにアプローチする企業を決めてスケジュール管理をされているそうです。

細分化が苦手な方は、他者の管理方法を試しながら自分に合ったスケジュールの立て方を見つけていきましょう。

<セールスチームメンバー原田さんのインタビュー記事>


ルーティーンでやる気スイッチをつくろう

一日のルーティーン


ルーティーンは、物事に取り組む前に決めた一連の動作を行うと「緊張を緩和させる」、「集中力が高まる」と言われています。

スポーツ選手が試合前にルーティーンを行う姿を見たことがある方もいるのではないでしょうか。朝はコーヒーを飲む、デスク周りを片付けて仕事に入るなど日常的な動作をルーティーンにしている方も多いです。

インサイドセールスチームでも、出勤直後は「タスク管理をする」、「数値計測をする」、「音源を聞く」などメンバー毎に日課となっている作業があります。

ルーティーンを決める時はアポイントを〇件取る、フォロワーを〇人増やす、のようにゴールを明確にしておくと向上心を高めることができるでしょう。また、ルーティーンとされた業務はやり方がマニュアル化される為、ミスが起こりにくくなります。
 
VOCの日野さんは、出勤前にメイクと香水をつけてスイッチを入れているそうです。ルーティーンを活用して、集中できる環境をつくっていきましょう。

<VOCメンバー 日野さんのインタビュー記事>


マルチタスクは時間配分に注意

マルチタスクは二つ以上の業務を、同じ時間や短い期間で進めていくことです。効率が良いようにも見えますが、生産性を高めるには一つの物事に集中して取り組むシングルタスクが良いと言われています。

集中するまでにかかる時間


カリフォルニア大学アーバイン校の研究結果では、集中している状態から中断して、再度集中力を取り戻すまでに23分かかると述べています。異なる業務を短時間で交互に行うと集中力を取り戻すまでに時間がかかる為、マルチタスクは避けたいところです。

二つ以上のタスクを請け負う際は、曜日ごとに分ける、午前と午後でタスクを変えるなど、なるべく一つの作業をまとめたスケジュールを組むと良いでしょう。
 
働きやすい環境を目的につくられた弊社のESチームでは、企画ごとに担当者を決めて業務を分散しています。複数のタスクを受け持っている場合は、業務を振り分けるなどして配分を変えてみてはいかがでしょうか。


1on1の導入で進捗管理

1on1を導入してコミュニケーションを図りましょう。アウトプットすることで自身の目標が明確になり、モチベーションを上げることができます。他者との会話から新しいアイデアが生まれることも。

インサイドセールスチームでは1on1以外に、朝礼、昼礼、社内イベントを実施しています。リモートワークの閉鎖的空間を広げ、良好な人間関係を構築することはストレスの軽減に繋がります。

また、出社時に近い緊張感を生む朝礼、昼礼はオンオフの切り替えに最適です。集中力を維持する為、ズームでの長時間のMTGでは休憩を忘れず取り入れましょう。
 
セールスチームでは、メンバーの営業電話の音源をいつでも視聴できる環境を整えています。他の人の音源を聞くことで、新しい発見や成功事例を自身にインプットすることが可能です。音源は研修にも役立っています。

<営業に役立つデジタルツールの参考記事>

<1on1を効果的に進めるなら>


運動で生活習慣を整えよう

運動のメリット


運動をするとドーパミン(意欲をつくる神経伝達物質)が分泌され、脳を活性化してくれると言われています。

仕事の気分転換や、睡眠不足などの生活習慣を整えるきっかけにも期待が持てるでしょう。運動を継続することで、達成感や自信が生まれ前向きな気持ちになることも。

また、長時間同じ姿勢を繰り返すことは体の負担になり、集中力を遮断してしまいます。休息と合わせてストレッチをして、体を動かしていきましょう。

インサイドセールチームでも運動不足解消を目的に、ジムに通っている方や、終業後にウォーキングをするなど積極的に運動をするメンバーが増えています。

就業後は運動と合わせて、リフレッシュできる時間をとって体を休めることも大切にしていきたいですね。
 
広報チームの山口さんは、休暇時に旅行で体を動かしつつリフレッシュしているそうです。まずは週に一度の運動から、無理のない範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


まとめ

集中力向上の取り組み


リモートワークの営業で集中力が削がれる要因と、インサイドセールスチームの取り組みをご紹介させていただきました。
 
まずは、ルーティーンや運動など始めやすいものから試してみるのも良いと思います。ストレスフルで、生産性の高いリモートワークライフを一緒につくっていきましょう。
 
インサイドセールスチームの集中力を高める取り組みが、仕事の活力へと繋がってくれたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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定期的にインサイドセールスや営業に関するノウハウを発信しています。

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