AIや自動化ツールの進化により、「AIに営業の仕事を奪われるのでは?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際に「AI 営業 なくなる」というキーワードで検索する人は年々増えています。
ChatGPTをはじめとした生成AI、CRM、SFAの高度化により、営業の業務内容は大きく変わりつつあります。
その結果、「この先も営業という仕事は必要なのか」「今の働き方のままで大丈夫なのか」と悩む人も少なくありません。
本記事では、
・AIで営業は本当になくなるのか?
・AIに代替される営業事務とは?
・AI時代に生き残る営業の特徴
をデータと事例をもとに、わかりやすく解説します。
AIで営業は本当になくなる?
結論から言うと、AIによって営業職が完全になくなる可能性は低いでしょう。
ただし、これまでと同じ営業スタイルのままでは通用しなくなるのも事実です。
AIが得意とするのは、ルール化された業務や大量のデータ処理です。
一方、営業には「顧客の感情を読み取る」「状況に応じて提案を変える」「信頼関係を築く」といった、人ならではの判断が求められます。
そのため、営業という仕事は「なくなる」のではなく「役割が変わる」と考えるのが現実的です。
営業職の人口が減少しているのはなぜか

総務省統計局の「労働力調査年報」によると、営業人口は2000年の約968万人から2018年には864万人と、20年間で約100万人の営業職が減少しています。
この背景には、消費者の行動プロセスの変化やITツールの浸透などが挙げられます。
背景①消費者の購買プロセスの変化
・検索・比較・検討を営業なしで完結
・SNS・動画で意思決定
・インフルエンサー経由の購買
結果として、従来型の訪問営業・飛び込み営業の価値が低下しました。
背景②ITツールの浸透
・CRM/SFAによる顧客管理
・オンライン商談ツール
・ChatGPTによる文章生成
コロナウイルスの影響により、クラウド型の電話サービスやオンライン商談システムを導入する企業が増え、営業人材のコストがかからなくなったのも営業人材減少の要因と考えられます。
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これまで行っていた顧客管理や事務的作業も、ITツールの浸透によって便利な世の中になってきたからこそ、よりレベルの高い営業が求められるようになってきました。
AIに代替されやすい営業業務

AIが得意とするのは「ルール化・再現性の高い作業」です。
・商談議事録の自動生成(音声認識AI)
・定型メール・フォロー文の作成
・リードのスコアリング
・過去データを元にした提案資料作成
これからの営業はさらにAI化が進みます。
それでも営業職がなくならない理由

営業職はAIに完全に代替されるわけではありません。その理由として、以下の点が挙げられます。
専門性の高い情報の提供:営業はその道のプロであり、自社の商材について正確な情報を提供できます。AIはネット上の情報しか集められないため、緊急を要する案件にも柔軟に対応できる営業の存在は重要です。
顧客の気持ちに寄り添った提案:営業マンは相手の気持ちを汲み取り、個別提案を考えることができます。AIは受動的な対応しかできないため、信頼関係の構築には営業の力が必要です。
顧客の潜在ニーズを引き出す営業:顧客が課題と認識していない潜在ニーズを引き出すには、直接のコミュニケーションが不可欠です。「SPIN話法」などの営業手法は、営業マンだからこそ活用できる技術です。
SPIN話法とは
S(状況質問)→P(問題質問)→I(示唆質問)→N(解決質問)と順を追って質問していくことで、顧客の潜在ニーズを引き出すセールス技法のこと
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コミュニケーションを図ることで顧客との信頼関係の構築に繋げることができるのは、営業の強みでもあります。
まとめ | これからの時代、AIを使いこなせる営業マンが強い

これからの未来、AIによって営業の仕事は「減る」のではなく、「変わる」時代に入っています。
・単純作業→AI
・思考・対話・判断→人
この役割分担を理解し、変化に適応できる営業は、今後も必要とされ続けるでしょう。

IS factory magazine(アイエス ファクトリーマガジン)編集部です。2022年開設。
定期的にインサイドセールスや営業に関するノウハウ、セミナー情報を発信しています。
