インサイドセールス

インサイドセールスはなぜ辛い?考えられる3つの原因と対処法を徹底解剖!

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インサイドセールスは電話や商談などでお客様と接する機会が多い分、「きつい仕事」という声をよく耳にしますが、それは一体なぜでしょう。
 
実際にGoogle検索を通じて「インサイドセールス」と打ったところ、以下のようなサジェストが表示されました。


このように「インサイドセールス 辛い」「インサイドセールス やめとけ」と表示されるということは、ネガティブな意見を持たれているということです。もしかしたら今もこうしてインサイドセールスのお仕事をされている方の中にも同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回、「インサイドセールス=辛い」と考えられる原因を探り、マイナスイメージを解消するための方法やインサイドセールス職のメリットをご紹介していきたいと思います。
 
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

こんな方におすすめ
✓インサイドセールスの仕事に不安を抱えている方
✓インサイドセールスの育成担当者
✓社員のモチベーション向上に悩んでいる方

【インサイドセールスについて知りたい方はこちら】


「インサイドセールス=辛い」と感じる原因


インサイドセールスが辛いと感じるのは、主に3つの原因が考えられます。
 

①営業ノルマを達成できない
②営業先に冷たい対応をされる
③やりがいを見出せない


①営業ノルマを達成できない

他の職種とは異なり、個人の成果が「数字」として顕著に表れるのがインサイドセールスです。
 
毎月のノルマ達成に精神的ストレスがかかるだけでなく、同じチームメンバーと比較してしまい、余計自分を追い込んでしまうケースもあります。一度気持ちが落ちてしまうとモチベーションも上がらず、次第に架電数が減ってしまうなんてことも。
 
「目標が達成したと思ったらまた次の月がきてリセットされる」といった短期スパンの目標の場合は、特に社員のモチベーションを維持するのが難しくなります。


②営業先に冷たい対応をされる

インサイドセールスはお客様と直接的な関わりが多い分、時には冷たく対応されることもあります。
 
信頼を得るまでには何度もコミュニケーションを取る必要があるため、受注見込みのないお客様には冷たくあしらわれることもあるでしょう。
 
なかには「もう電話してこないで!」とクレームが発生し、お客様から言われた言葉がトラウマになり、電話をかけるのが怖くなってしまう可能性もあります。


③やりがいを見出せない

インサイドセールスの仕事を「アポイントを取るだけの仕事」だと思ってしまうと、それ以外のやりがいを見出せなくなります。
 
精神的に負荷のかかりやすい仕事でありながら社内への理解や評価が足りない場合は、「何のためにこの仕事をしているのか」と、仕事の意義を見失ってしまうことも。
 
どれだけ毎日架電を頑張っていても、その努力を評価してもらえなければ社員の不満は溜まっていく一方です。


辛い現状から立ち直る方法

ではここで、どうすれば辛い現状を打破することができるのか、その対処法をご紹介していきたいと思います。
 

対処法①KPIを見直す

アポイント数や受注率などの定量的な数字だけでなく、「切り返しトークの幅を増やす」、「個社別提案ができるようになる」といった”定性目標”も立てておくと良いでしょう。
 
目先の数字に捉われてしまうと、ノルマの達成というプレッシャーからかえって押し売り営業になってしまい、お客様にも断られてしまいます。KGI(ゴール)を達成するためにも、具体的なKPI(ゴールを達成させるためのプロセス)を提示させるのが大切です。
 
また、扱う商材によってアポ率や受注率の難易度は異なるので、定期的に目標設定を見直し、適切な指標を立てる必要があります。


対処法②チーム間の連携を強化する

インサイドセールスは心身的負担が大きいことから、上司やチームのサポートが必要不可欠です。
 
定例時や1on1などで逐一情報を共有し、コミュニケーションを密に取っていきましょう。不安や悩みを打ち明けることで心身的負担の軽減に繋がります。
 
【合わせて読みたい!】

企業によっては直属の上司ではなく、先輩社員が仕事やメンタル面をサポートする「メンター制度」を設けている会社もあるので、気軽に相談できる環境をつくるのも大切です。


対処法③ノウハウや成功体験を共有する

アポイントや受注を取った時は成果を報告する以外にも、「なぜアポイントが取れたのか」という成功事例をチームメンバーにシェアしましょう。
 
成功体験を言語化することで、新しい視点で物事を考えられるようになります。これにより、今後同じ事象が発生しても過去の事例を参考にして対応できるようになるのです。
 
また、成功ノウハウをインプット・アウトプットすることで自信がつき、意欲的に行動できるようになります。
 
 

インサイドセールスにもメリットはたくさんある!

辛い現状を打破するための対処法を理解したところで、最後にインサイドセールスの良さを3つご紹介します。


達成感が大きい

自分が出した提案が通った時や、お客様から信頼を得られた時の達成感はインサイドセールスだからこそできる強みです。分かりやすい指標があることで、やりがいを感じることもできます。
 
自分自身でアポイントを取った企業が最終的に受注に繋がった場合などは、会社の売り上げに直接貢献できるというメリットもあります。


スキルを積むことができる

インサイドセールスは多くのスキルを積み上げることができます。

これらのスキルはインサイドセールス活動に限らず、ビジネススキルとしても応用が利くものばかりです。

また、営業は他の職種と比べて人と関わる機会が多く、「対人スキル」を身につけられます。対人スキルは企業に属する以上、持っておいて損のないスキルです。仕事を進めるうえで欠かせない要素の一つですので、これらをインサイドセールスの現場で身につけられるというのは、非常に利点のある仕事と言えるでしょう。


働く場所を選ばない

インサイドセールスは飛び込み営業といった従来の手法とは違い、MAやWEB会議ツール、通話録音システムなどのオンラインツールを用いた顧客へのアプローチが主流になってきました。
 
デジタル化が進んだことでリモートでも電話をかけられるようになり、会社に足を運ばなくても自宅で効率よく仕事ができるようになったのです。
 
インサイドセールスの需要は今後益々増加していくでしょう。経験を積んでおくことで様々なシーンでの活躍が期待できます。


おわりに

今回はインサイドセールスが辛いと言われている原因や、辛い現状から立ち直る方法、インサイドセールスのメリットについてご紹介しました。
 
インサイドセールスは辛いだけでなく、やりがいのある仕事です。どうしても上手くいかない時は先輩社員に相談したり、周りとコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。
 
今後、インサイドセールスに携わる方々が、より良い環境で業務に取り組むことができるよう、知識と理解を深めていただければ幸いです。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。




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IS factory magazine編集部です。2022年開設。
定期的にインサイドセールスや営業に関するノウハウを発信しています。

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